みどり・なんくる5月特別号

月桃の花咲き トンネルの向こうに 光見る
真っ暗なトンネルの中で、息をひそめるような暮らしを続けられたことでしょう。野山には、ユリの花が咲き、グラジオラスも咲き、沖縄の梅雨入りを象徴する月桃の白い花も例年のように、香りを放って空気を洗浄してくれているようです。
 沖縄では本来、月桃は空気の洗浄であったり、虫よけにもなると重宝がられました。その香りのお蔭で、世の中が浄化され、トンネルから抜け出せそうな予感がします。
 私たちは「これまでに無い一大事・・」と、いう言葉を何度も聞かされ、不安な日々を過ごしてきました「日進月歩・・」文明の発達は人工機能で、人間に代るロボットまで作り出しました。世界の知能の総力を駆使して世の中は便利になり、選択肢はいつも「もっと便利に」か「もっと速く」か「もっと簡単に・・」でした。ここまでの生活を築き上げてきた先駆者の研究も、「新型・コロナ」の前では、手の施しようがないことを私たちは思い知りました。「これまでの生活スタイルには戻ってはならない」と、テレビで専門家の人々が私たちに訴えています。では、どうしたら良いのでしょうか?
 私たちの仕事(子育て)は、常に密な状態を保つ行いなのです。スキンシップをとることで乳幼児の心の安定を保ちます。子どもたちの不安感を無くすにも「抱っこ」という当たり前の好意が一番の特効薬だと思っています。これからも、保育園の役割や子育てには、揺るぎない形があること、手を抜けない「いま」を支えている仕事なんだと、逆に命懸けの仕事なんだと確認することになりました。 緊急事態宣言の後も、保育園は公休日以外毎日開けていました。大切な仕事を担っている親を支える為に、特別保育と称して保育を行っていました。保育者たちは、勤務人数を調整しながら誇りをもって仕事をしています。世間の方々にそれを分かって頂きたいと思っています。
 育児、家事全般を担っているママの役割にも同じことが含まれています。影の仕事ではなく表の仕事としてもっと世間の評価をしてあげて下さい。ママと、パパが二人とも家にいても「ママ・ママ」と、何百回ママは呼ばれることでしょう。「見て!見て!」と自分のやっていることを、見てほしい、認めてほしい、と呼ばれます。子どもは一番見てほしい人しか呼びません。パパとママが同じ頻度で呼ばれるようになるといいですね。心が折れそうになったら電話ください。  園長石川

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